iPhone DuoとGalaxy Z Fold8を比較|53g差と使えるSIMの違い

iPhone DuoとGalaxy Z Fold8を比較|53g差と使えるSIMの違い

30万円を超える買い物なのに、片方はまだ発売されていません。

カタログの数字を並べても、自分にとってどちらが正解なのかは見えてこないと思います。

公式に出ている数値で並べると、はっきり差が出るのは次の4つです。

● ポイント

  • 価格:同じ256GBで94,920円の差(iPhone Duoのほうが高い)
  • 重さ:iPhone Duoが254g、Galaxy Z Fold8が約201g
  • Apple Pencil:使えるのはiPhone Duoだけ
  • SIM:iPhone Duoは物理SIMを挿せません

結論から言えば、軽さと価格を重視するならGalaxy Z Fold8、いま使っているiPhoneからそのまま引き継ぎたいならiPhone Duoです。

ただし、手元のSIMカードをそのまま差し替えられないため、契約中の回線がeSIMに対応しているかどうかがiPhone Duoを選ぶ前提になります。

この記事では、ロケホン編集部が2機種の違いを整理します。

項目iPhone DuoGalaxy Z Fold8
発売日2026年10月23日(予約は10月16日午後9時から)2026年8月7日(発売済み)
本体価格(256GB)364,800円(Apple公式ストア)269,880円(Samsung公式ストア)
重さ254g約201g
厚さ(開いた状態)5.2mm約4.5mm
厚さ(閉じた状態)11.3mm約9.7mm
メイン画面7.6インチ有機EL(1,878×2,670)約7.6インチ有機EL
カバー画面5.4インチ有機EL(1,398×2,034)約5.5インチ有機EL
チップA20 ProSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
メモリ記載なし12GB(ドコモ版の256GB・512GB)
ストレージ256GB/512GB/1TB/2TB256GB/512GB/1TB
アウトカメラ48MP Dual Fusionカメラシステム約5,000万画素の広角+約5,000万画素の超広角
インカメラ12MP(カバー側)+アンダーディスプレイカメラ(メイン側)カバー側 約1,000万画素+メイン側 約1,000万画素
バッテリービデオ再生 カバー側で最大44時間/メイン側で最大31時間4,800mAh・動画再生 最大約26時間
防水・防塵IP68防水IPX8/防塵IP4X
生体認証Touch ID(サイドボタンの指紋認証)指紋・顔
おサイフケータイFeliCa対応(Suica・PASMO・ICOCA)FeliCa対応
5G対応対応(ドコモ版は5G SAとミリ波にも対応)
SIMデュアルeSIM(物理SIMは使えません)nanoSIM+eSIM
Apple Pencil・SペンApple Pencil(USB-C)に対応Sペン非対応
※最新の情報については必ず公式サイトでご確認ください。

目次

軽さと価格ならGalaxy Z Fold8、いま使っているiPhoneから引き継ぐならiPhone Duo

iPhone DuoとGalaxy Z Fold8の選び分けチェックリスト

毎日持ち歩く時間が長い方はGalaxy Z Fold8、いま使っているiPhoneのデータと操作をそのまま引き継ぎたい方はiPhone Duoが向いています。

2機種は開いたときの画面サイズがほぼ同じで、チップもカメラも最新世代です。

つまり性能の優劣ではなく、持ち歩き方と手持ちの機器で選ぶことになります。

迷ったときの分かれ目を、2つのタイプに分けました。

Galaxy Z Fold8が向いているのは、軽さを優先して今すぐ使いたい方

Galaxy Z Fold8は約201gで、閉じたときの厚さが約9.7mmです。

折りたたみスマホは2枚重ねの構造上どうしても厚くなるため、この差はポケットに入れたときの感覚に出ます。

すでに2026年8月7日に発売済みで、今日買って今日使い始められる点も違いです。

次のいずれかに当てはまる方は、Galaxy Z Fold8が向いています。

● Galaxy Z Fold8が向いているのは、軽さを優先して今すぐ使いたい方

  • 通勤や外回りで、1日中ポケットやバッグに入れて持ち歩く
  • いまAndroidを使っていて、アプリやデータの移行に手間をかけたくない
  • 手持ちのSIMカードをそのまま差し替えて使いたい
  • 発売を待たずに、すぐ折りたたみスマホを使い始めたい
  • ドコモ回線でミリ波の5Gを使いたい

一方で、iPhoneから乗り換える場合は写真やアプリの移行作業が発生します。

Androidに移す手順そのものは各社が用意していますが、使い慣れた操作を覚え直す時間は見込んでおいてください。

iPhone Duoが向いているのは、iPhoneからそのまま乗り換えたい方

iPhone DuoはiOS 27を搭載し、いま使っているiPhoneのデータと操作をそのまま引き継げます。

写真やメッセージ、購入済みのアプリを移す作業がほとんど不要なため、乗り換えの手間は最小限で済みます。

Apple WatchやAirPods、Macと組み合わせて使っている方ほど、この差は大きくなります。

次のいずれかに当てはまる方は、iPhone Duoが向いています。

● iPhone Duoが向いているのは、iPhoneからそのまま乗り換えたい方

  • いまiPhoneを使っていて、データの移行に時間をかけたくない
  • Apple Watch・AirPods・Macを一緒に使っている
  • 画面に直接手書きをしたい(Apple Pencilに対応しています)
  • 動画を見る時間が長く、バッテリーの持ちを重視する
  • 写真や動画を多く保存するため、1TBや2TBの容量が必要

ただし、発売は2026年10月23日で、予約開始は10月16日午後9時からです。

今すぐ折りたたみスマホが必要な方にとっては、1カ月近く待つことになります。

同じ256GBならGalaxy Z Fold8が94,920円安い

同じ256GBで比べると、iPhone Duoが364,800円、Galaxy Z Fold8が269,880円で、差は94,920円です。

折りたたみスマホは通常のスマートフォンより高く、どちらを選んでも30万円前後の出費になります。

しかも容量を上げるほど差は広がるため、価格は必要な容量とセットで考えることになります。

ここで見るのは、容量別の価格と、購入する窓口による違い、そして容量の決め方の3点です。

容量別の価格と差額

iPhone Duoは256GBの364,800円から、Galaxy Z Fold8は256GBの269,880円からです。

どちらもメーカーの公式ストアが販売するSIMフリーモデルの価格です。

同じ条件どうしで並べると、差がはっきり見えてきます。

容量iPhone DuoGalaxy Z Fold8差額
256GB364,800円269,880円94,920円
512GB399,800円299,880円99,920円
1TB469,800円359,880円109,920円
2TB574,800円取り扱いなし—
※2026年9月時点のApple公式ストア・Samsung公式ストアの価格です。最新の情報については必ず公式サイトでご確認ください。

差額は256GBで94,920円、1TBでは109,920円まで広がります。

つまり大きな容量を選ぶほど、iPhone Duoを選んだときの負担は重くなります。

なお2TBを選べるのはiPhone Duoだけで、Galaxy Z Fold8は1TBまでです。

キャリアで買うと269,900円から301,180円まで幅がある

同じ256GBでも、楽天モバイルの269,900円からドコモの301,180円まで、3万円ほどの幅があります。

メーカー直販であるSamsung公式ストアの269,880円と比べると、楽天モバイルはほぼ同じ水準に収まっています。

つまりどこで買うかによって、支払う金額は変わります。

窓口ごとの取り扱いは次のとおりです。

窓口取り扱い容量本体代金(256GB)
Samsung公式ストア256GB/512GB/1TB269,880円
楽天モバイル256GBのみ269,900円
au256GBのみ279,800円
ソフトバンク256GBのみ300,240円
ドコモ256GB・512GB301,180円
※2026年9月時点の各社公式サイトの表示です。最新の情報については必ず公式サイトでご確認ください。

1TBを選べるのはSamsung公式ストアだけで、512GBはSamsung公式ストアとドコモが扱っています。

各社とも端末代を割り引くプログラムや返却を前提にした購入方法を用意していますが、適用には条件が付きます。

条件しだいで変わる金額は、この記事では扱いません。

容量は写真と動画をどれだけ端末に残すかで決める

容量で迷ったときは、端末の中に写真と動画をどれだけ残しておきたいかで判断してください。

iPhone Duoは256GBから2TBまで、Galaxy Z Fold8は256GBから1TBまで選べます。

7.6インチの大きな画面は写真や動画を見るのに向いているため、手元に残す量が増えやすい点は考慮しておきたいところです。

容量の目安は次のように考えられます。

● 容量は写真と動画をどれだけ端末に残すかで決める

  • 256GB:写真をクラウドに預け、端末には直近のものだけ残す使い方
  • 512GB:写真も動画も端末に残したい、アプリやゲームを多く入れる使い方
  • 1TB以上:4K動画を日常的に撮る、仕事で大きなファイルを持ち歩く使い方

容量はあとから増やせません。

迷ったときは、いま使っているスマートフォンの使用済み容量を確認したうえで、一段上を選ぶと安心です。

持ち歩くならGalaxy Z Fold8がおよそ53g軽く1.6mm薄い

iPhone DuoとGalaxy Z Fold8の重さと厚さの対比図

重さはiPhone Duoが254g、Galaxy Z Fold8が約201gで、およそ53gの差があります。

53gは1円玉53枚分にあたり、片手で持ち続けたときに違いを感じる重さです。

開いたときの画面サイズはどちらも7.6インチでほぼ同じため、差が出るのは持ち運びの場面に限られます。

重さ、厚さ、そして画面の3点に分けて比べます。

重さの差はおよそ53g、長時間の片手持ちで効いてくる

iPhone Duoの254gに対し、Galaxy Z Fold8は約201gです。

一般的なスマートフォンが200g前後であることを考えると、Galaxy Z Fold8は折りたたみながら通常のスマートフォンとほぼ同じ重さに収まっています。

一方のiPhone Duoは、チタニウムの折りたたみ構造とCeramic Shield 2を採用したぶん重くなっています。

重さの違いが出やすい場面は次のとおりです。

● 重さの差はおよそ53g、長時間の片手持ちで効いてくる

  • 電車の中で片手で持って、記事や動画を見続ける
  • 開いた状態で両手持ちし、長時間ゲームをする
  • ジャケットの内ポケットに入れて1日持ち歩く

ただし重さは素材の頑丈さと引き換えでもあります。

軽さを最優先するのか、素材の強度を取るのかで判断が分かれるところです。

閉じたときの厚さは1.6mmの差

閉じたときの厚さはiPhone Duoが11.3mm、Galaxy Z Fold8が約9.7mmで、1.6mmの差があります。

折りたたみスマホは閉じると画面が2枚重なるため、通常のスマートフォンの倍近い厚みになります。

そのため1.6mmの差は、数字の印象よりもポケットでの収まりに影響します。

開いた状態も含めた厚さは次のとおりです。

状態iPhone DuoGalaxy Z Fold8
開いた状態5.2mm約4.5mm
閉じた状態11.3mm約9.7mm

開いた状態ではどちらも5mm前後で、差は0.7mmまで縮まります。

つまり厚みの差が気になるのは、たたんで持ち歩いているときということになります。

開いた画面はどちらも7.6インチでほぼ同じ

開いたときのメイン画面は、iPhone Duoが7.6インチ、Galaxy Z Fold8が約7.6インチです。

数値上はほぼ同じで、広さの体感で差がつくことはあまりありません。

違いが出るのは、閉じたまま使うカバー画面のほうです。

2つの画面の仕様は次のとおりです。

● 開いた画面はどちらも7.6インチでほぼ同じ

  • メイン画面:iPhone Duoが7.6インチ(1,878×2,670)、Galaxy Z Fold8が約7.6インチ
  • カバー画面:iPhone Duoが5.4インチ(1,398×2,034)、Galaxy Z Fold8が約5.5インチ
  • iPhone Duoのメイン画面は最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応

カバー画面は、開かずに通知や地図を確認するときに使う部分です。

折りたたみスマホは開く動作が面倒になりがちなので、閉じたままどこまで使えるかは日常の快適さに直結します。

チップとカメラとバッテリーは、数字の出方がそれぞれ違う

チップはどちらも最新世代で、日常の動作に差は出にくい一方、バッテリーの公表値には開きがあります。

カメラはどちらも背面2眼の構成で、画素数の考え方が異なります。

数字だけを比べると優劣を付けたくなりますが、測り方が違うため単純な比較にはなりません。

チップ、カメラ、バッテリーの順に、公式の記載を確かめます。

チップはA20 ProとSnapdragon 8 Elite Gen 5

iPhone DuoはA20 Pro、Galaxy Z Fold8はSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載しています。

どちらも各社の最新世代にあたり、アプリの起動やカメラの処理で不満を感じる場面はほとんどないはずです。

メモリはGalaxy Z Fold8のドコモ版が12GBと公表されていますが、Appleはメモリ容量を公表していません。

公表されている構成は次のとおりです。

項目iPhone DuoGalaxy Z Fold8
チップA20 Pro(6コアCPU・7コアGPU)Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
メモリ記載なし12GB(ドコモ版の256GB・512GB)

メモリの数値が比べられないため、処理性能を数字で並べることはできません。

どちらも最新世代である以上、チップを決め手にする必要はないと考えています。

カメラはどちらも背面2眼の構成

iPhone Duoは48MP Dual Fusionカメラシステム、Galaxy Z Fold8は約5,000万画素の広角と超広角という構成です。

どちらも背面は2つのレンズで、望遠専用のレンズは搭載していません。

折りたたみスマホは本体の厚みに制約があるため、カメラの構成は通常のハイエンド機より控えめになります。

前面カメラには違いがあります。

● カメラはどちらも背面2眼の構成

  • iPhone Duo:カバー側に12MP、メイン側にアンダーディスプレイカメラを搭載
  • Galaxy Z Fold8:カバー側に約1,000万画素、メイン側に約1,000万画素を搭載

iPhone Duoのメイン側は画面の下にカメラを配置しているため、画面に穴が見えません。

動画を全画面で見る機会が多い方には、この差が効いてきます。

動画再生時間はiPhone Duoが最大44時間

iPhone Duoはカバー側で最大44時間、メイン側で最大31時間のビデオ再生と公表されています。

Galaxy Z Fold8は4,800mAhのバッテリーで、動画再生は最大約26時間です。

ただしAppleはバッテリー容量を公表しておらず、Samsungは再生時間の測定条件が異なるため、この数字をそのまま優劣として読むことはできません。

充電の方式は次のとおりです。

● 動画再生時間はiPhone Duoが最大44時間

  • iPhone Duo:60W以上のUSB-C電源で約20分に最大50%まで充電。MagSafeは最大25W、Qi2にも対応
  • Galaxy Z Fold8:Qi規格対応のワイヤレス充電に対応(充電器は別売り。ドコモ公式の記載)

数値の測り方が違う以上、電池持ちは実際の使い方で判断するほかありません。

動画を長時間見る使い方であれば、公表値の幅が広いiPhone Duoに分があります。

防塵はiPhone Duoが上、Apple Pencilを使えるのもiPhone Duoだけ

防水はどちらも同等ですが、防塵の等級はiPhone Duoが上です。

折りたたみスマホは開閉する構造上、ほこりへの耐性が弱点になりやすい部分でした。

手書きができるかどうかも、この2機種では明確に分かれます。

防水防塵、Apple Pencil、生体認証の3点を確認します。

iPhone DuoはIP68、Galaxy Z Fold8は防水IPX8と防塵IP4X

iPhone DuoはIP68等級で、最大水深6メートルで最大30分の耐水性能があります。

Galaxy Z Fold8はドコモ公式の記載で防水IPX8、防塵IP4Xです。

防水はどちらも水に沈めても耐えられる等級ですが、防塵の数値には差があります。

2つの等級の意味は次のとおりです。

● iPhone DuoはIP68、Galaxy Z Fold8は防水IPX8と防塵IP4X

  • IP6X:粉じんが内部に入らない等級
  • IP4X:直径1mm以上の固形物が内部に入らない等級

つまり砂浜や工事現場のような細かいほこりの多い場所では、iPhone Duoのほうが安心して使えます。

Galaxy Z Fold8を同じような環境で使う場合は、ケースを併用するなどの対策をおすすめします。

Apple Pencilを使えるのはiPhone Duoだけ

iPhone DuoはApple Pencil(USB-C)に対応し、Galaxy Z Fold8はSペンに対応していません。

Samsungは公式のよくある質問で、Galaxy Z Fold8がSペンに対応しない旨を明記しています。

開くと7.6インチのタブレットサイズになるため、手書きでメモを取りたい方にとっては分かれ目になります。

ただしiPhone Duo側にも条件があります。

● Apple Pencilを使えるのはiPhone Duoだけ

  • Apple公式はApple Pencilについて「年内利用可能予定」と記載しています
  • そのため2026年10月23日の発売時点で使えるかどうかは、公式に明記されていません
  • Apple Pencilは本体に同梱されず、別売りです

手書きを主な目的に購入を考えている方は、Apple Pencilが使える時期をApple公式で確認してから判断してください。

手書きを使わない方にとっては、この項目は選択の材料になりません。

iPhone DuoはサイドボタンのTouch ID、Galaxy Z Fold8は指紋と顔

iPhone Duoの生体認証は、サイドボタンに内蔵された指紋認証センサーによるTouch IDです。

これまでのiPhoneの多くが採用してきたFace IDとは方式が異なります。

Galaxy Z Fold8は、ドコモ公式の記載で指紋と顔の両方に対応しています。

使い勝手の違いは次のように出ます。

● iPhone DuoはサイドボタンのTouch ID、Galaxy Z Fold8は指紋と顔

  • マスクや手袋をしているとき:指紋は手袋で反応しにくく、顔認証はマスクの影響を受けます
  • 閉じたまま通知を確認するとき:サイドボタンに指を置くだけで解除できるのは手早い方式です
  • 机に置いたまま操作するとき:顔認証があると、端末を持ち上げずに解除できます

iPhoneからの乗り換えを考えている方は、解除の操作が変わる点を知っておいてください。

顔を向けるだけの解除に慣れていると、最初は戸惑うかもしれません。

iPhone Duoは物理SIMが使えない、eSIMに対応した回線を先に確かめる

買う前に確かめるeSIM対応の確認ステップ

iPhone DuoはデュアルeSIMに対応する一方で、物理SIMカードを挿すことができません。

いま使っているSIMカードを差し替えるだけでは使い始められないため、契約中の回線がeSIMに対応しているかを買う前に確かめる必要があります。

Galaxy Z Fold8はnanoSIMとeSIMの両方に対応しているため、この制約はありません。

2機種のSIMの違いと、eSIMに対応している回線を順に見ます。

iPhone Duoは物理SIMを挿せない

Apple公式の技術仕様には、iPhone DuoがデュアルeSIMに対応し、物理SIMには対応しないと記載されています。

2つのeSIMを同時に有効にでき、保存できるeSIMは8つ以上とされています。

ただしSIMカードを挿すトレイがないため、他社の端末で使っていたSIMカードを差し替えることはできません。

購入前に確認しておきたいのは次の3点です。

● iPhone Duoは物理SIMを挿せない

  1. いま契約している回線がeSIMに対応しているか
  2. eSIMへの切り替えに手数料がかかるか
  3. 切り替えの手続きをWebで完結できるか

契約中の回線がeSIMに対応していない場合は、eSIMに対応した回線へ乗り換えるか、対応している回線を追加で契約することになります。

端末が届いてから気づくと、使い始めるまでに数日かかることもあります。

Galaxy Z Fold8はnanoSIMとeSIMのどちらでも使える

Galaxy Z Fold8はnanoSIMとeSIMの両方に対応しています。

ドコモ公式の記載では、nanoSIM1枚とeSIM1つの組み合わせか、eSIM2つの組み合わせを選べます。

いま使っているSIMカードをそのまま挿せるため、購入後すぐに使い始められる点は実用的な違いです。

2機種のSIMの扱いを並べると次のようになります。

項目iPhone DuoGalaxy Z Fold8
物理SIM(nanoSIM)使えません使えます
eSIM2つまで同時に有効化対応(nanoSIMとの組み合わせも可)
手持ちのSIMカードの差し替えできませんできます

SIMカードの差し替えで済むかどうかは、機種変更にかかる手間を左右します。

手続きに時間をかけたくない方にとっては、Galaxy Z Fold8のほうが選びやすい構成です。

eSIMに対応している主な格安SIM

iPhone Duoを選ぶ場合は、eSIMに対応した回線を契約している必要があります。

大手キャリアのオンライン専用プランやサブブランドに加え、主要な格安SIMの多くがeSIMに対応しています。

事業者回線eSIMの対応公式サイト
楽天モバイル楽天対応
ahamoドコモ対応
UQモバイルau対応(最短45分で利用開始)
ワイモバイルソフトバンク対応(オンラインストアなら最短当日)
povoau対応
IIJmioドコモ・au対応(音声eSIMはタイプDとタイプA)
mineoドコモ・au対応(ソフトバンク回線のSプランは非対応)
HISモバイルドコモ対応
イオンモバイルドコモ・au対応(タイプ2は非対応)
※最新の情報については必ず公式サイトでご確認ください。
※mineoのSプラン(ソフトバンク回線)とイオンモバイルのタイプ2はeSIMに対応していません。

注意したいのは、同じ事業者でもプランや回線の種類によって対応が分かれる点です。

mineoのようにソフトバンク回線だけ非対応というケースがあるため、契約中のプラン名まで確認してください。

ロケホンを運営するロケットモバイルの契約データでは、回線の内訳はドコモが85%、auが9%、ソフトバンクが3%、楽天が3%です(ロケホン編集部調べ)。

多くの方が使っているドコモ回線は、上の表のとおり主要な格安SIMのほとんどがeSIMに対応しています。

💬 ロケホン編集部より

端末代だけで安い高いを判断すると、買ったあとの手続きで足が止まることがあります。

eSIMは配送を待たずに開通できるため、うまく使えば発売日から使い始められます。

一方で、契約中の回線がeSIMに対応していないと、乗り換えや追加契約の手続きが先に必要になります。

iPhone Duoを予約する前に、いま契約している回線のマイページでeSIMへの変更ができるかを確認しておくことをおすすめします。

◾️あわせて読みたい

iPhone DuoとGalaxy Z Fold8のよくある質問

よく聞かれるのは、価格の差といつ買えるか、そして手持ちのSIMが使えるかどうかの3点です。

折りたたみスマホは買い替えの頻度が低いぶん、購入前の疑問が残りやすい端末です。

ここではApple・Samsung・各キャリアの公式サイトで確認できた範囲に絞って回答します。

iPhone DuoとGalaxy Z Fold8はどちらが安いですか?

同じ容量ならGalaxy Z Fold8のほうが安く、256GBでは94,920円の差があります。

Apple公式ストアのiPhone Duoは256GBが364,800円、Samsung公式ストアのGalaxy Z Fold8は256GBが269,880円です。

容量を上げると差は広がり、1TBでは109,920円の開きになります。

iPhone Duoはいつから買えますか?

発売日は2026年10月23日で、予約は10月16日午後9時から始まります。

Galaxy Z Fold8はすでに2026年8月7日に発売済みです。

今すぐ折りたたみスマホを使い始めたい方は、待つ期間がない分Galaxy Z Fold8が選びやすくなります。

iPhone Duoで今使っているSIMカードは使えますか?

使えません。

iPhone DuoはデュアルeSIMに対応する一方で、物理SIMには対応していないためです。

契約中の回線がeSIMに対応していれば切り替えて使えるので、購入前にマイページなどで対応状況を確認してください。

Galaxy Z Fold8は格安SIMで使えますか?

Samsung公式ストアで販売されているSIMフリーモデルなら、格安SIMで使えます。

nanoSIMとeSIMの両方に対応しているため、いま使っているSIMカードを差し替える方法も選べます。

ただし契約する前に、各事業者が公開している動作確認済み端末の一覧に掲載されているかを確認してください。

iPhone Duoの発売を待つべきですか?

いまAndroidを使っていて、軽さを優先するなら待つ必要はありません。

2機種は開いたときの画面サイズがほぼ同じで、チップもカメラも最新世代のため、性能面で1カ月待つ理由は多くありません。

一方でiPhoneから乗り換える方、Apple WatchやMacと組み合わせて使う方は、データ移行の手間を考えるとiPhone Duoを待つ価値があります。

まとめ

iPhone DuoとGalaxy Z Fold8は、開いたときの画面サイズがほぼ同じで、性能の優劣より使い方で選ぶ2機種です。

公式の数値で差がはっきり出るのは、価格と重さ、Apple Pencilの対応、そしてSIMの形式でした。

要点を4つにまとめます。

● まとめ

  • 同じ256GBの本体価格はiPhone Duoが364,800円、Galaxy Z Fold8が269,880円。差は94,920円で、1TBでは109,920円まで広がる
  • 重さはiPhone Duoが254g、Galaxy Z Fold8が約201g。およそ53gの差があり、毎日持ち歩くならGalaxy Z Fold8が軽い
  • Apple Pencilを使えるのはiPhone Duoだけ。ただしApple公式は「年内利用可能予定」としており、発売日から使えるとは明記されていない
  • iPhone Duoは物理SIMを挿せない。契約中の回線がeSIMに対応しているかが購入の前提になる

購入の前に確認したいのは次の3点です。

● 確認しておくこと

  • いま契約している回線がeSIMに対応しているか(iPhone Duoを選ぶ場合)
  • 端末に残しておきたい写真と動画の量から、必要な容量を決めたか
  • 今すぐ必要か、10月23日まで待てるか

iPhone Duoは2026年10月16日午後9時から予約が始まります。

eSIMへの切り替え手続きは回線によって数日かかることがあるため、予約の前に確認を済ませておくと発売日から使い始められます。

ロケットモバイル(格安SIM事業者)が運営する情報サイト「ロケホン」の編集部です。自社でMVNOサービスを提供しているため、回線の品質・ユーザーの実態を当事者として把握しています。掲載情報は公式データに基づき、編集部が中立な立場で比較・検証しています。

執筆者
角谷 貴浩

ロケットモバイル代表取締役/NUWORKS株式会社 WEBマーケティング事業部 事業部長・執行役員

角谷 貴浩

インターネット回線販売に前職で16年従事し、150名規模のチームを率いて年間9万回線の販売を達成。パートナー営業・新規開拓・組織構築を得意とする。現在はNUWORKS株式会社でWEBおよびパートナーネットワークを活用した回線拡販を推進し、2026年4月より株式会社ロケットモバイルの代表取締役に就任。

監修者